個人活動を進める理由

僕は、今ラジオ(Podcast)編集を二ヶ所から任せていただいている。一ヶ所は、企画から関わっている。割と忙しいし、それ以外の仕事もある。個人活動をするには、個人的感想としては、少々厳しい状況だ。

しかしながら、僕は個人活動を進めている。僕が今の道に進むきっかけとなったラジオで。
web radio。Podcastではなく、サイトに音声ファイルを置いておき、任意でDLしてもらって聴くスタイル。色々考えた結果、僕はPodcastではないやり方、旧来のやり方で配信することを決めた。設定がどうとかというよりも、そうしたかったから。

個人活動を進めるのには、理由がある。やりたいから、というのは勿論ある訳だけど、もうひとつある。それは、「経験を重ねることで仕事に活かせると思ったから」である。
当たり前といえば当たり前。経験を重ねることで、編集の質を上げることは可能。だったら、場数を踏むのは当然だと思う。もちろん、様々な資料を探し、研究を重ねる必要もある。それを、自分のラジオでやるなら、失敗を気にする必要はない。さすがに、仕事でやっているラジオで大きな実験は出来ない。

個人活動はストレス発散の場でもあるかもしれない。ひとつの完成形がみえている番組を編集していると、プレッシャーに悩まされることもある。そういう時、ふと「大雑把に、ザクっと編集した番組を作りたいな」と思うことがある。そういう気持ちの解消や、その時に「こうしたら面白いんじゃないか」と思ったことを試せる場を自分で用意するのは良い事じゃないかな、と思う。

ヒラメキの部分で、急に良くなることもあるけれど、やっぱり大部分は経験だ。それに、自分の中にある制作への気持ちを燃やし続けるには、個人活動で試行錯誤するのが一番だと思う。だから、まだ時間はかかると思うけれど、近いうちに個人制作のラジオ番組を公開することになるとおもう。それが、自分にとって良い事だと思うから。